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ノートパソコン「HP Pavilion 15-eg2000」のレビュー

「HP Pavilion 15-eg2000」をレビューします。

メーカーは「HP (ヒューレットパッカード)」です。

 

多くのウェブサイトで、ベンチマークの計測や写真を使用したレビューがされているので、そのようなレビューはしません。

写真はメーカーのウェブサイトや専門としているレビューサイトなどにありますし、ベンチマーク結果なども書かれているので、それらのことは書きません。

 

スペック

*構成によって違います。

OS:Windows 11 Home

ディスプレイ:15.6インチ、1920x1080、IPS、光沢パネル、タッチ対応

CPU:Intel Core i5-1240P

メモリ:16GB、デュアルチャネル

ストレージ:SSD、512GB

無線機能:IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2

キーボード:日本語配列、テンキー付き、バックライト

質量:約 1.71kg (メーカー公表値)

バッテリー:最大7時間 (メーカー公表値)

カメラ:92万画素

インターフェイスHDMI 2.1出力端子 ×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 、SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート ×1

カラー:フォグブルー

 

性能

CPUはIntelの12世代のCore i5-1240Pです。「P」モデルは省電力モデルの「U」よりも最大時の消費電力は多いですが、性能は高くなっています。クリエイター向けの「H」モデルよりも性能は低いですが、バランスの良い性能になっています。「H」モデルだと発熱の関係で性能を下げられている場合があり、性能を発揮できない場合があります (コスパが悪いです)。

 

メモリは16GBあり、高画質の動画編集やメモリを多く使用するソフトウェアをいくつも起動するなどをしなければ、足りなくなることはありません。

デュアルチャネルなので、シングルチャネルと比べて高速に処理することができます。シングルチャネルだと高性能なCPUを搭載していても、性能を発揮することができないので、高性能なCPUを搭載している場合はデュアルチャネル (またはそれ以上) は必須です。

HPは4GBを除いて基本的にデュアルチャネルになっています。他のメーカーだと8GBや16GBでもシングルチャネルのモデルがあり、注意が必要です。

 

快適に使える (余裕がありすぎる)

・ウェブサイトの閲覧

・文書作成 (Word、Excelテキストエディタ、など)

 

快適に使える

・画像や写真の編集

・負荷が高くない動画編集

・プログラミング

・ビデオ通話 (ZOOM、Teams、Skype、など)

・負荷の小さいゲーム

 

普通に使える

・フルハイビジョンまでの動画編集 (メモリを多く使いすぎない程度) (こだわらなければ問題ないと考えて良い)

・多少負荷の高いゲーム

 

厳しい及び無理

・多くのメモリが必要な動画編集

・負荷の高いゲーム (重量級と言われるゲーム (Cyberpunk 2077、Microsoft Flight Simulator、CONTROL、など)。画質を最低にすれば遊べるものもあるけど快適ではない。)

 

ストレージ

私は複数のソフトウェアを使用しますし、サイズが大きいソフトウェアもあるので、512GBを選びました。

最大で使用しても半分は余る容量で選びました。

理由は、空き容量が少ないとパフォーマンスが落ちたり、書き込み回数の制限 (耐久性の問題) を超えて書き込めなくなった領域が増えると空き容量が無くなるので、余裕のある容量を選んだほうが良いからです。

 

私が購入したものは「キオクシア」(旧東芝) 製でした。評判は良いです。

販売時期によって違うと思います。

 

キーボード

撓むことはありませんでした。

打鍵音は静かです。

ちゃんとした日本語配列なので、英語配列では使いにくい人には良いです。私は英語配列でも良いのですが、半角/全角はあると嬉しい程度です。英語配列だと複数のキーを押すか、どれかのキーに割り当てる必要があるので、半角/全角キーを押すことが多い場合は、タイピングの速度や使いやすさでは日本語配列の方が良いと思います。私は本来の役割と違うのは好きではないですし。

国外のメーカーは、英語配列を無理やり日本語配列に変更した機種もあるので使いにくくなっているものもあります。レノボなど。

テンキーが付いているので、エンターキーを押そうとして誤って右側のキーを押してしまう場合がありますが、左側のキーも誤って押してしまう可能性がありますし、慣れれば押し間違えることは減るでしょう。

バックライトが搭載されているので暗い場所でも使えます。数十秒操作しなかった場合にバックライトが消えますが、入力すると再びつきます。

 

テンキーがあるのでそれ以外のキーが中央から左にずれますが、手もずらす必要があるので、テンキーをなくして中央に配置して欲しかったです。

あと一つ不満な部分は、電源ボタンがキーボード内にあることです。誤って押してしまいそうです。押してしまっても一瞬なら反応しないので問題ありません。最近はどのメーカーもキーボード内にあるので、受け入れるしかないですね。

 

質量

少し重いと感じますが、室内だけで使用するのであれば気になりません。

 

バッテリー

使用しているソフトウェア、ディスプレイの明るさ、負荷、などによってバッテリーでの駆動時間は変わりますが、メーカー公表値の半分くらいと考えておくと良いでしょう。

 

カメラ

画質は普通です。

高画質が必要な場合は、外付けのカメラを使用するか、別の機種が良いでしょう。

 

インターフェイス

HDMIは2.1対応なので、Type-Cから変換アダプタを使用してHDMIで接続しなくても、高解像度で外部出力ができます。

USBは、USB 3.0が左右に1つずつ分けられているので使いやすいですし、Type-CはPower Deliveryに対応しているので、電源アダプターを持ち運ばなくても小さいType-Cの充電器を持ち運ぶことで楽になります。

ヘッドフォン出力/マイク入力端子は、USBなどの手前にあるので使いやすいです。USBの奥にあると使いにくいですよね。

端子の配置は使いやすくなっています。

 

ディスプレイ

ディスプレイは光沢パネルになっています。

光沢パネルは反射で見にくくなるデメリットはありますが、奇麗に見ることができます。

非光沢パネルは反射しにくくなっているので見やすいですが、色の質が落ちるので光沢パネルと比べて奇麗にみることができません。

私は多少反射しても良いから奇麗に見たいので光沢パネルが好みです。

タッチ操作は反応は少し遅れますが、私は気になるほどではないです。

個人的にはタッチパネルじゃなくて良いからsRGBが100%のディスプレイにして欲しかったです。

 

音質

音質は普通です。安いパソコンよりは良いですが、音にこだわったパソコンと比べると悪いです。

他のメーカーのDolby Atmosなどを搭載しているパソコンと同じくらいの音質なので、内臓スピーカーの限界なんだと思います。

私は内臓スピーカーはあまり使わないので、音質は悪くなければ良いです。

内臓スピーカーは狭い所に小さいスピーカーを入れるので、期待するべきではないと思っています。

 

デザイン

色はセラミックホワイトとフォグブルーがあります。

セラミックホワイトだとキーボードの字が見にくいなどがあるようですが、フォグブルーは見やすいです。

デザインは私は好みです。

 

冷却性能

リフトアップヒンジを採用しているので、奥側が少し持ち上がって多少ですが冷却しやすくなっています。

高負荷が長時間続くと熱くなりますが、どのメーカー製のパソコンでも熱くなりますし、問題ない熱さです。左側が熱くなります。

ファンの音は、低負荷の時は音は小さく、高負荷の時はそれなりに音は大きいですが小さいほうです。

しっかり冷却できているほうだと思います。

気になる場合はWindowsの電力設定でCPUの性能を制限すると良いでしょう。

 

総評

私はウェブサイトを見たりプログラミングなどで使用していますが、性能は十分です。7-8年後でも快適に使えるのではと思います。

不満な部分はほとんどありません。

購入して良かったです。