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パソコンやスマートフォンでの写真や文書などのファイルの保存方法 - 大切なファイルを失わないためにも重要

パソコンやスマートフォンを使用していると、写真や文書などのファイルを保存します。

ですが保存方法をあまり気にしていない人は多いのではないかと思います。

そこでファイルをどのように保存すればいいのかを紹介します。

 

保存場所は?

ファイルを保存する方法(場所)は複数あります。

 

パソコンやスマートフォン

●メリット

・追加費用なしに保存することができる。

・簡単に保存できる。

●デメリット

・パソコンやスマートフォンが故障した場合に、ファイルを取り出すのが大変で、場合によってはファイルを取り出せず諦めないといけない。

・常にファイルにアクセスできる状態なので、マルウェア感染によりファイルの書き換えなどをされると、ファイルを復元できない可能性がある。

・パソコンやスマートフォンの保存容量に影響される。

 

外付けハードディスクやUSBメモリやSDカード

●メリット

・パソコンが故障してもファイルは外部に保存しているので安心。

・別のパソコンからファイルを開いたり移すことができる。

・バックアップとして使うことができる。

・パソコン内の記憶容量が足りない場合に、追加の保存場所として使うことができる。

●デメリット

・外付けハードディスクやUSBメモリを購入する必要があるので費用が掛かる。

・最近は小型なのでほとんど気にならないとは思いますが、置き場所が必要。

USBメモリやSDカードは長く使用していないとデータが消えるので、長期保存をする場合は外付けハードディスクを使用する必要がある。

 

クラウドストレージ

●メリット

*一部のストレージサービスは除く場合があります。

・パソコンが故障してもファイルは外部に保存しているので安心。

・無料でも使えるプランがある(個人のみ)。

・データ破損対策がされている(別の場所に二重三重にバックアップしている)。

・インターネットに接続していれば、別のパソコンやスマートフォンからでもファイルにアクセスできる。

・不特定多数の人にファイルを公開することができる。

・変更履歴を管理でき、過去の編集前のファイルに戻すことができる。

●デメリット

・セキュリティの不安がある。(クラウドストレージサービスによっては、セキュリティ対策がしっかりされていない場合がある。利用者側からアカウント情報が漏れてファイルにアクセスされてしまう可能性があり、利用者もしっかりしたセキュリティ対策をする必要がある。)

・インターネットに接続している必要がある。

・ダウンロードやアップロードの手間がある。サービスによってはアプリ及びブラウザ上からファイルを開いたり、編集することができる(対応しているファイルのみ)。

・無料版を除いて毎月か毎年費用が掛かる。

 

おすすめのクラウドストレージサービス

 

バックアップは重要 (大切及び重要なファイルは別の場所にも保存をしよう)

パソコンやスマートフォン内に保存すると故障した場合に困ります。取り出すことはできますが(ハードディスクなどの記録装置が故障した場合は除く)大変ですし費用が掛かります。

さらに、マルウェアにファイルを書き換えられたり削除される危険性があります。ランサムウェアにファイルを書き換えられ、大切な亡き家族の写真を失った人など、被害に遭っている人は多いです。

大切な写真が無くなってしまったら辛いですし、企業だと大きな損失になる場合もあります。

バックアップをしておくことでファイルが無くなったとしても、バックアップから取り出すことができます。

大切及び重要なファイルは費用が掛かってでも、2重3重に保存しておくと安心です。

ただし外付けハードディスクの場合は接続している状態だと、バックアップしているファイルがマルウェアに書き換えられてしまう可能性があります。バックアップをする時以外は接続しないようにしておくことが重要です。

 

外付けハードディスクとUSBメモリについて

USBメモリやSDカードは最近は大容量化していますが、ハードディスクのほうが容量は大きいです。USBメモリやSDカードは小型ですが、容量を比較するとハードディスクと比べて高額です。

スマートフォンに関しては外付けハードディスクやUSBメモリは接続できないので、SDカードを使用する必要があります。

最近は外付けのSSDもあります。SSDはハードディスクと比べて高速に読み書きができますが、高額になりますし容量は少ないです(最近は大容量も登場しています)。

USBメモリやSDカードやSSDは使用していないとデータが消えていくので、長期保存には向きません。長期保存をする場合は、DVDやブルーレイディスクやハードディスクに保存しましょう。SDカードなどは1年使用しないだけでデータが消えるようです(徐々に消えていく)。

 

メーカーによって品質が違い、故障率などが違います。

日本メーカー、サンディスク、ウェスタンデジタル (Western Digital)、がいいようです。

ちなみに、ハードディスクの故障率はHGST(元日立で現在はウェスタンデジタル傘下)製が一番故障率が低いようです。