「Emsisoft Emergency Kit」の使い方 - マルウェア駆除ソフトウェア
マルウェアの感染確認と駆除ができるセキュリティソフト「Emsisoft Emergency Kit」を紹介します。
情報
開発:Emsisoft
種類:セキュリティソフトウェア
料金:無料
広告:ある
「Emsisoft Emergency Kit」のダウンロードページ
説明
スキャンと駆除をするためのソフトウェアです。
使用しているセキュリティソフトウェアだけでは心配、感染しているのは分かっているけど使用しているセキュリティソフトウェアでは検出しない、感染しているかもしれない、などはあると思います。
「Emsisoft Emergency Kit」は保護機能の無いセキュリティソフトウェアなので、保護機能があるセキュリティソフトウェアと併用することができます。
Emsisoft独自のエンジンと、高い評価を得ているBitdefenderのエンジンが搭載されています。
インストールする必要がなく、USBメモリなどに入れて持ち運ぶこともできます。
英語のウェブサイトのほうが最新版を配布しているので、最新版をダウンロードする場合は英語のウェブサイトからダウンロードしてください。ソフトウェアは日本語に対応しているので問題ありません。
機能
・スキャンと駆除
ダウンロード方法
「DOWNLOAD NOW」を押します。
基本的に自動でダウンロードされますがされない場合は、
「click here」を押します。
インストール
インストールする場所を指定します。「Browse」を押すと選択ダイアログが表示されます。
「Install」を押します。
インストール中です。
使い方
実行
「start emergency kit scanner.exe」を実行します。
読み込みが終了するまで待ちます。
アップデート
スキャンする前は必ずアップデートを実行してください。そうしないと最新のマルウェアに対応できません。
「アップデート」を押します。
アップデート中です。
終了するまで待ちます。
設定
「設定」を押します。
「アップデートフィード」はどの状態のバージョンを使用するかを指定します。
「安定」は安定したバージョンで、基本的にはこれを指定します。「ベータ」は安定性が確認されていないバージョンで、新機能が早くから使えるなどがありますが、不具合があるなど動作が安定していない可能性があります。
スキャン
「スキャン」を押します。
「クイックスキャン」は動作しているプログラムのみ、「マルウェアスキャン」はマルウェアがよく感染するような場所、「カスタムスキャン」はスキャンする場所を指定、です。全てをスキャンする場合は「カスタムスキャン」になります。
「スキャン設定」はスキャンの設定ができます。
「不要なプログラム (PUPs)の検出」はアドウェアやブラウザの設定を変えるなど、ユーザーにとって迷惑又は良くないものを検出するかを設定します。
パフォーマンスのプロセッサーはCPUのことで、CPUの性能をどれだけ使用するかを設定します。多く使用するほど早くスキャンは終わりますが、他の作業を快適にできなくなります。
「カスタムスキャン」を選択した場合の画面です。
「パス」はスキャンする場所を指定します。削除したり「ファイルを追加」や「フォルダを追加」でスキャンする場所を増やします。
メモリ内にマルウェアが存在している可能性があるので、しっかりスキャンしたい場合は「メモリ内のアクティブなマルウェアのスキャン」は有効にしておいた方がいいです。
スキャン中です。
発見されなければこのように表示されます。
発見された場合は、
危険性の高いものが発見された場合はこのメッセージが表示されます。
隔離又は削除しない項目はチェックを外します。隔離または削除する場合はチェックを付けたままにしておきます。
隔離する場合は「選択を隔離」、削除する場合は「選択を削除」を押します。
確実にマルウェアの場合は削除でもいいですが、誤検知の可能性がある場合は隔離にしておいたほうがいいでしょう。
処理後の画面です。
隔離
隔離したファイルは「隔離」に入っています。
復元する場合は「復元」、隔離から削除する場合は「削除」、誤検出の場合は「誤検出」を押します。
削除する場合はこのメッセージが表示されます。
削除する場合は「はい」を押します。
ログ
ログ情報です。