おすすめ、おすすめしない無料の動画・音声変換ソフトウェア紹介
おすすめ、おすすめしない無料の動画・音声変換ソフトウェアを紹介します。
説明
有料版もある場合は無料版で評価しています。
ハードウェア処理(ハードウェアエンコード)はGPU、ソフトウェア処理はCPUで処理します。変換速度はハードウェア処理の方が圧倒的に速いです。本格的に使用する場合はハードウェア処理が使えるソフトウェアを選択した方が良いです。
「変換の速さ」に関しては、ソフトウェア処理で評価しています。
結論
結論を先に書いておきます。
安定性(不具合が少ないかなど)、使いやすさ、を重視するなら有料のソフトウェアが良いです。
無料のソフトウェアは、安定性が良いとは言えない、使いにくい、機能が少ない、などお勧めできるソフトウェアはないからです。
「おすすめ」と書いているものもありますが、一部を無視すればおすすめなだけです。
XMedia Recode
おすすめ
料金：無料
機能
・ビデオ、オーディオ変換
・プロファイル
・ハードウェア処理に対応 (Intel、NVIDIA、AMD)
・チャプター作成
・字幕のインポート
・ビデオ、オーディオフィルター
評価
変換の速さ：速い
多くのフォーマットに対応しているので、対応してなくて困ることはないと思います。
ハードウェア処理に対応しているので高速に変換ができます。
多くの設定ができるので、詳細に設定したい人には良いと思いますが、詳しくない人には難しく感じます。ただし、プロファイルが用意されていて各メーカーの機種に対応した形式や設定で変換できるので、詳しくない人でも簡単に変換できます。
頻繁に更新されていますが、一部の情報では不具合が発生したり解消されたり、安定性は良くはないようですが、気にするほどではないです。
HD Video Converter Factory
あまりお勧めできない
料金：無料 (WonderFox Free HD Video Converter Factory)、有料 (WonderFox HD Video Converter Factory Pro)
機能
・ビデオ、オーディオ変換
・プロファイル
・動画サイトから動画をダウンロード
以下有料版
・H.265、VP9、HTML5、1080P、4K UHDビデオ完全サポート
・一括変換
・ハードウェア処理に対応
評価
変換の速さ：遅い。
無料版はいくつか制限があります。
無料版はハードウェア処理が使えないので変換に時間がかかってしまいます。多くのファイルを変換する場合は有料版が良いです。
動画のダウンロード可能な回数は100回までなので、お試しの機能と言って良いでしょう。
一括変換はできませんが順番に変換することはできるので、複数を同時に変換しなくて良いのであれば問題ありません。
DVDの変換には対応していませんが、必要な人はほとんどいないので問題ないと思います。有料版は対応しています。
設定や操作は簡単なので、詳しくない、パソコンに不慣れな人でも簡単に使えると思います。
HandBrake
DVDやブルーレイを変換したい場合はおすすめ
料金：無料
機能
・ビデオ変換
・フィルター
・字幕/タイトル/チャプターを付ける
評価
変換の速さ：普通。ソフトウェア処理では速い方。
読み込める形式の数は普通ですが変換できる形式は少ないので、いろんな形式に変換したい人は他のソフトウェアが良いです。
主にDVDやブルーレイの動画をMP4などに変換することが目的のソフトウェアなので、使用用途は限定的になります。
市販のDVDやブルーレイにはコピープロテクトが付いているので(解除は違法ですし)、プロテクトが付いていない個人制作のDVDしか使えません。
複数のファイルをまとめて変換することはできないので、多くのファイルを変換したい場合は不便です。
以前Mac版でマルウェアが含まれたものと置き換えられた(改ざんされた)ことがあったようです。今は修正されていますし、再び起こらないように対策されているはずなので、心配しなくて良いと思います。
Free Audio Video Pack
変換が遅くても良いならおすすめ
料金：無料
機能
・ビデオ、オーディオ変換 (多くのフォーマットに対応)
・映像フィルター (明るさ、彩度、反転、など)
評価
変換の速さ：すごく遅い。
「Pazera Free MP4 Video Converter」など複数の変換ソフトウェアを1つにまとめたソフトウェアです。
操作性は少し使いにくいように感じました。形式別に分けられているのでその部分は分かりやすく見やすいですが、操作が面倒です。設定項目は多くないですが、ある程度は設定できるので、使いやすさと機能性のバランスがとれています。本格的に使うには機能不足ですが、本格的に使わないのであれば良いと思います。ただし、変換が遅いので速さを求める人は他のソフトウェアが良いです。
Moo0 動画変換器
こだわらない、簡単に使いたい、ならおすすめ
料金：無料
機能
・ビデオ、オーディオ変換 (多くのフォーマットに対応)
評価
変換の速さ：遅い。
対応形式は多いです。
変換が遅い、設定が少ない、などがあるので本格的に使いたい場合はお勧めできません。
A's Video Converter
条件付きでおすすめ
料金：無料
機能
・ビデオ、オーディオ変換
・ハードウェア処理に対応 (Intel、NVIDIA、AMD)
・複数ファイルの同時変換
・結合変換
・切り出して変換
・フォルダ監視の自動変換
・ハードウェアフィルター (スケーリング、デインターレース、色調整、ノイズ除去、エッジ強調、など)
評価
エンコードの設定はプリセットを保存できるので、用途別に保存しておくだけで読み込めばすぐに変換することができます。
MP4、MKV、の2種類しか対応していませんが、多くの人は問題ないと思います。
MediaCoder
おすすめしない
料金：無料
機能
・ビデオ、オーディオ変換 (多くのフォーマットに対応)
・ハードウェア処理に対応
評価
変換の速さ：速い。
正常に変換できないことが多いですし(設定によるのかもしれませんが、もしそうならシビアすぎます)、文字が途中で切れている、などがありおすすめはできません。
Wise Video Converter
おすすめしない
料金：無料、有料
機能
・ビデオ変換
以下有料版
・時間の制限なし
評価
変換の速さ：遅い。
無料版と有料版の違いはほとんどないですが、無料版は30分までの動画しか変換できません。無料版を使うなら他のソフトウェアが良いです。有料版でも機能が少ないので他のソフトウェアが良いです。
Freemake Video Converter
おすすめしない (危険)
料金：無料、有料
リンクは張りません。
機能
・ビデオ、オーディオ変換 (多くのフォーマットに対応)
・編集 (トリミング、結合、反転)
評価
無料版はロゴが入ります。この時点で使えないです。
公式サイトに制限なしで無料と書かれていたりしますが実際には一部は有料で騙そうとしていたり、無期限の有料プランは期限が来ると自動更新され支払いが発生して止める方法はない(らしい)など、いろいろとひどいです。
変換は正常にできないことが多く、変換ソフトウェアとしても使えません。
