ランサムウェア専用の対策ソフトウェア紹介 (Windows)
Windows用のランサムウェア専用対策ソフトウェアを紹介します。
説明
ランサムウェアは文書ファイルや音楽や映像ファイルなど、様々なファイルを書き換えて元の状態で開けないようにしてしまいます。元に戻したければ金を払えと脅してきますが、元に戻してくれない場合も多くあります。
重要なファイルがないなら使用しなくてもいいですが、重要なファイルがあるならランサムウェア対策ができるセキュリティソフトを使用したほうがいいでしょう。
ランサムウェア専用の対策機能だと、無いものと比べて高い保護性能があります。ランサムウェア専用の保護機能がなくても保護することはできますが、主に既知(発見されている)のものからは保護できますが、新種は検知できない可能性が高くなります。
有料のセキュリティソフトにはランサムウェア対策機能がありますが(一部を除く)、無料のものにはありません。
Windows 10に搭載されているWindows Defenderには、ランサムウェア対策機能があります。ただし、一部のソフトウェアやストアアプリは保護から除外されているなど、保護機能を回避する方法があるとの専門家の調査報告があります。ランサムウェアからしっかり保護したい場合は、Windows Defender以外の対策ソフトウェアを使用したほうがいいでしょう。
ランサムウェア専用の対策ソフトウェアを使用すると、複数のセキュリティソフトを使用することになるので初心者向きではありません。専用機能が含まれているセキュリティソフトを使用する方がいいですが、どうしても無料のものを使用したい人は、通常のセキュリティソフトの他に専用の対策ソフトウェアを使用する必要があります。
*セキュリティソフトは同時に複数使用することはできませんが(問題を起こすから)、ランサムウェア専用に設計されているので、通常のセキュリティソフトと併用しても問題ありません。
Malwarebytes Anti-Ransomware
料金:無料
ウェブサイト:ダウンロードページ
挙動を監視してランサムウェアと思われる動作をしている場合に、検知してブロックします。
現在はベータ版なので動作が不安定などの問題がある可能性があり、初心者にはあまりお勧めはできません。
私が試した感じではしっかり防いでくれたので、ある程度の性能はあるように感じます。
AppCheck
料金:無料、有料
挙動を監視してランサムウェアと思われる動作をしている場合に、検知してブロックします。
MBR(マスターブートレコード)保護の機能もあります。
有料版は自動バックアップなどの機能もあります。
Acronis Ransomware Protection
開発:Acronis
料金:有料
挙動を監視してランサムウェアと思われる動作をしている場合に、検知してブロックします。